ガイドライン |
Emerge+のレーザー加工では、ガイドラインに沿った加工データかつEmerge+指定素材でご利用の場合、当方の段取りやセッティングにかかる手間を大幅に削減できるため、割安なサービスになっています。
ただし、個人・個人事業主のお客様に限ります。法人のお客様は別途お見積もりをさせていただきます。
よくお読みになった上で、テンプレートに加工データをデザインしてEmerge+にお送り下さい。
なお、加工は基本的にはいただいたデータのままで加工致します。設計・デザインデータの不具合および、Emerge+のレーザー加工機の加工精度限界についてはお客様持ち。Emerge+は責任を負いませんのでご了解の上、ご利用下さい。
もちろん、事前にある程度のチェックはさせていただきます。経験的にうまくいかなそうな予感のする部分については、加工前にtwitter・Facebook・メールなどでご確認いたします。
加工データのテンプレートは、必ず以下の3つのサイズの中から適切なものを選択してダウンロードしてお使い下さい。
.ai、.pdf、.svg(Inkscape0.92以降)、.dxf(2007まで対応、必ずアスキーフォーマットで保存)の各フォーマットを用意しています。
なお、ベクター系アプリケーションをお使いの場合、描画に使うドキュメントカラーモードはRGBモード(CMYKモードは×)でお願いします。また、加工部分以外のデータはすべて消去してください。
ダウンロードは以下のリンクをクリックしてDropboxを開き、右上の「ダウンロード」から「直接ダウンロード」をクリックして下さい。
A3テンプレート A4テンプレート A5テンプレート 300x600mmテンプレート
カットは2種類あります。くり抜きデータと、外形データです。Emerge+のガイドラインとして、これを色分けして作成していただいております。くり抜きデータは赤100%、外形データは青100%に指定しています。これは、先にくり抜いてから外形をカットしないと正しくカットできないためです。
テンプレートではくり抜きが”inner”、外形が”outer”にレイヤー分けしておりますのでそれぞれに描いて下さい。
また、入れ子でパーツを作成される場合はEmerge+側でデータ修正をする必要がありますので、別途入れ子対応費用が発生します。ご注意ください。
線幅は出来れば0.001mm固定(svgファイルの場合は0.1mm)にしてください。
また、イラストレータやInkscapeなどで線の不透明度が設定できますが、必ず100%にしてください。100%未満だと彫刻データの扱いになってしまうので正しくカット出来ません。
それからラインが全く同じものが二重に重なっていないようにしてください。重なっていると重なった回数だけレーザーカットしてしまい、部品を傷つけてしまうことがあります。二重ラインを1つにまとめるには、イラストレーターでは「パスファインダー」の「分解」を使います。
なお、レーザーによる切り代は、素材にもよりますがラインを中心におおよそ0.2〜0.3mm幅で削られるものと考えて下さい。
テンプレートでは彫刻は”engrave”というレイヤーに描いて下さい。
写真やイラストなどの彫刻では、元データをグレースケール8階調に変換後にラスタライズして下さい。カラーデータは対応しておりません。実際の彫刻は誤差拡散による白黒2値化で加工されます。解像度は333dpiで加工します。
アクリルに彫刻する時は彫刻部分が白くなりますので、白黒反転させたデータにしてください。
アクリルは表側に加工するとマットな感じ、裏側に加工するとグロスな感じに仕上がります。お好みに合わせてデータを作成して下さい。裏側の場合はミラーデータにしないといけません。ただし、カラー透明アクリルは表側に彫刻した方がはっきりするのでオススメです。裏面だと色が濃いのでよく見えません。
CAD(dxf)で作成される場合は白黒2階調のみの対応とさせていただきます。彫刻部分をハッチングで塗りつぶして下さい。
線を彫刻される場合は、線幅は0.3mm以上としてください。これ以下の幅ですと、彫刻できません。
以下、データ作成上のご注意となります。もしこれに従っていない場合は、加工不良になってもEmerge+側で責任は負いかねますことをご承知おきください。
- くり抜き(赤)と外形(青)の色分けを必ず守って下さい。
- 色はかならず不透明度100%にしてください。
- くり抜き・外形・彫刻のレイヤー分けを確認して下さい。
- カットラインが二重(多重)になっていないか、確認して下さい。
- フォントはアウトライン化してください。
- テンプレート外の部品はすべて消去して下さい。また、すべてのレイヤーを表示した状態でご提出下さい。
- 熱変形や再融着による加工不良を避けるため、隣り合った部品同士は板厚の1/2以上離すことをオススメします。
- 同様に、くり抜きや穴の大きさも板厚の1/2以上離すことをオススメします。
- くり抜き穴の中に別な部品を入れ子にされる場合は、追加料金がかかりますのでご注意下さい。
- 1cm角より小さな部品が多い場合(数個はオーケーです)は、追加料金がかかりますのでご注意下さい。